2020年1月25日土曜日

男はつらいよ

美浜で、
男はつらいよ 50作目「お帰り寅さん」を観てきた。


自分は、全作観ていて、社会人になってからの作品は
「1月16日は寅さんの日」と勝手に決めて
平日なら会社休んで劇場に足を運んだ。
本当に、「男はつらいよ」が好きだ。


物語は、全作から時間が過ぎ、
おいちゃん、おばちゃんも亡くなっていて
さくら・博夫婦が柴又の”とらや”で暮らしている。
満男は小説家になっていて、妻を病気で亡くし、娘と二人暮らし。
書店で催されたサイン会で、
今は海外で暮らし家庭を持つかつての恋人・泉(ゴクミ)と偶然再会し
帰国までの数日間が今回の物語となっている。

回想シーンで、寅さんがでてくる。


なーんだ。結局、泉とは結婚しなかったんだ。
とか思ったけど、
「報われなかった恋が男はつらいよなのか」と。
泉の一時帰国の数日間の物語なのだが、
昔の二人が、全作と違わぬ感じでちゃんと役中の大人に成長しているのに
感心した。
あぁ、満男って、そういうところあるよなー。
寅さんがいたから、こう成長したんだな。
なんて、ちゃんと作品がつながっている。

源ちゃん(佐藤蛾次郎)が、ボケちゃいながらも一生懸命
寺の鐘をついてる姿が悲しかった。

ゴクミは、今でも綺麗だったな。
海外で暮らす彼女に、山田洋二監督から直接、断れないオファーを貰い
家事をアレジ(旦那)に任せて
数か月、日本に滞在してこの作品に挑んだそうだ。

どっかのサイトのユーザレビューで
「冒頭の桑田佳祐の歌さえなければ」には同感。
オープニングから、渥美清の歌にしとけば
エンディングのロールなんか出さずに済んだのに。

寅さんのエンディングといえば、
ひと物語が終わったら、正月のシーンになって
とらや宛に年賀状が届き、皆で寅さんを想う。
どっかの土地で商売している寅さんの姿をみたら「終」が出ておしまい。
エンドロールなんてなし。

でもまぁ、
この作品が観られてよかったと思う。


回想シーンで、多くの歴代マドンナが登場したので
久しぶりに、昔の作品を見直そうかな~

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